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ひととなり

ひなたは 左利き

スパルタの母方の祖母にコテンパンに指導を受ける(小学校低学年)

ムリな利き手の強制は 
科学的に「やっちゃダメ」となったのはずっと後のこと

当時はそんなわけもなく、左利きは「行儀が悪い」を人並み以下の罵倒を受ける

低学年にそんなもの、受け止め切れるわけもなく、精神崩壊・対人恐怖症
そして後々まで 引きずることになる 「 どもり 」

そんな大きなトラウマを背負うとこになる

学校など 人前に出ると 緊張し 「あ、わ。わたしは、、わわ」と言葉がでない
小学生は 容赦ない そんな どもり を 放っておいてくれる筈もない

「おめぇ ちゃんと喋れよwww」 と常に笑われる

さいわい 存在を消す能力だけ 早々に身につけ イジメの的にはならず
それでも 「自分はいない存在」と 日々 自信喪失と 
生きることへの諦めを小学2年生で悟る

当時は いまと違って
「学校なんて行かなくてもいい」 という多様性の時代ではない

学校に行かない なんて 選択肢は ハナからないものとして洗脳されて育った

ただ 「いない存在として」息を殺して やり過ごす 毎日

そして数年が経ち どもり が進行し ついに 
声の出し方がわからなくなる というレベルまでに達していた

普段からそうではなく 緊張するとき 人から注目されている時は顕著にでた


例えば、毎日の出席確認

「ひなたさん」
「・・・(は、は・・)」
「ひなたさん?いないの?
「・・んぐぅぅ(・は・・は)」
「いるのなら、ちゃんと返事しなさい」(教室爆笑)

ただの「はい」が出ないのである 

そんな毎日の心の負荷が 他にも影響が

「歩き方がわからなくなる」というもの

人前だけでなく もはや 「誰かに見られているかも」と
過剰に意識するようになり

「わたしは みんなと同じように ちゃんと歩けているのだろうか?」と

考えだすと 普通に歩くとはどうやるんだっけ?
とロボットみたいな歩き方になる

そして箸の持ち方 食べ方 立ち方 座り方 着替え方 全ての行動に

「みんなと同じようにちゃんと・・」という意識が暴走し普通を見失う


大人になり「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」という状態に酷似していたことを知る
言葉だけではなく 全ての行動に かんもくが出るんだから それより酷いのだけど

その状態は 小学校を卒業した後も 改善されず かんもく状態は続いた


そのころは心も少し成長し 心の逃げ道や 精神のコントロールがある程度できるようになったが それでも 出席の返事は ずっと苦手だった


高校生になると同時に 「わたしの人生 このままじゃ 終わる!!」と決意

自我を トラウマを 羞恥心を 全てをぶち壊さないと ダメだ と
荒療治に出る

人前で話せない 注目を浴びれない 自分が スーパーでバイトすることにした

自分語り 過去のこと かんもくのこと など 恥だ かっこ悪いことだ
みたいな意識があったのか そんな話は 家族にも誰にも したことはなかった

その頃から 他人にあえて 話すようにした
じゃないと 変われないと思ったから

スーパーで働くこと レジ打ちでもすれば 否応なく 対人になる
正直 楽な日々ではなかった
一生分の恥をかいたかもしれない

それでも 変わっていく自分も しっかり確認できた

「あの言葉が出ないのなら こっちの言葉で代用しよう」と
瞬時に出ない言葉を入れ替えるスキルを覚えた

それを駆使すれば、つなぎ合わせでも 対人のコミュニケーションができるようになっていた

そんな一大決心の自分改革のおかげで
高校は 信頼できる友人も 仲良しグループもでき 高校生ライフを楽しんだ

少しでも 変われた自分に 少しの自信を持つこともできた

かんもくや どもりは 治ったわけではなかったが
言葉つなぎ合わせスキルも 達人級になり 他人から 悟られることは 全くなくなった

高校を出て 就職も 進学も 選択はしなかった

変われる自分がいるのなら もっと無理やり いろんなところに飛び出してみよう と思った

いろんなバイトしたり 高校で遊びでバンドやってたのもあり ネットで募集して バンドを組んだ

当時は「ネットで知りあった人とリアルで会う」 ということ自体 結構勇気のいる時代だったかもしれない
加えて コミュ障の自分がそれをするということは 無謀そのものだった


バイト先の先輩で ひとり わたしの人生を変えた人と出会う

のちに知ることになるが その人も 過去に相当な闇を抱え それを克服してきた人だった

わたしがはじめて その人と話した時は「なんて明るくて気のいい人なんだろう」と思った

その人には わたしが無理をしている まだ隠している自分でも 気づいてなかった内面の内面 心理の奥を全て見透かされてしまった

「ヒナタって 人と喋るとき 目を見ないよね」と言われた

ハッとした 自分で気づいてなかったが 小学生の頃からきっとそうだった
目を見て話す練習をさせられた

実際に目を見て話すと 異常に緊張し 全身がこわばり かんもくやどもりがでた
小学校低学年から 目をそらして話すことで 精神を保っていたのだから無理もない
わたしの トラウマの核は きっとここにあるのだと理解した

その人には 腕を引っ張られて あちこち連れ回されて いろんな人に会い いろんな経験を 半ば強引にさせてくれた

ずっとかたい氷に閉ざされていた心が 溶けていく感じがした

その人がいなかったら いまの自分はいないと思う

ひなたの Dark side of History は今日はここまで 続きはまたそのうち

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